8月22日浙江省義烏市で(財)自治体国際化協会北京事務所が主催する「第12回日中地域間交流推進セミナー」が開催されました。本セミナーは日中の地域間交流を推進することを目的として、2002年に北京市で開催されて以来、毎年1回、中国各都市で開催されています。日本と中国の様々な分野における地域レベルでの交流を展開するために、両国の地方自治体を始めとする関係者が多様なテーマのもと議論を行います。第12回のテーマは「地域の特性に合った多様な都市の発展と展望」でした。
今回も日本側は在中国の自治体事務所の代表を中心に多くの自治体関係者が参加し、中国側からも多くの地方政府関係者が参加し、セミナーテーマについて闊達な意見交換が行われました。特に、中国側からは様々な交流分野の中でも地域間の経済交流を更に活性化させるために地方政府同士の協力・連携を一層進めるべきとの意見が多く出ました。
セミナー最終日には義烏市にある「世界最大の日用雑貨卸売市場」と称される卸売市場を視察しました。市場の総面積は470万平方メートル、7万軒もの商業ブースがあり、170万種類以上の商品が集積され、視察当日も世界各国のバイヤーが訪れ商談している様子がうかがえました。(笠原)