新潟市とハルビン市が友好都市締結を行ってから、今年で30周年になります。
新潟市は、20年前の友好都市締結10周年の記念事業として、ハルビン市の太陽島に「ハルビン・新潟友誼園(日本庭園)」を建設し、5年に1回、施設及び庭木の補修、剪定を行ってきました。
今年もその5年に1回の補修年かつ、友好都市締結30周年という節目の年を迎えるにあたり、新潟市建設業協会様、新潟市造園建設業協会様のご協力をいただき、1週間に渡る補修作業を現地で行いました。
作業初日と2日目は、天候雨、最高気温6度という劣悪な環境での作業となりましたが、現地管理会社作業員のみなさんは、新潟からの技術者の指導に熱心に耳を傾けていました。
しかし、日本と中国での文化(感覚)の違いに加え、日本庭園を見たことのない若い人たちが主流となって管理しているところです。松の木1本をとっても、日本ではその先にある景色が見えるように剪定する。その反面、中国では剪定をあまりせず、葉を生い茂らせる事がよいという感覚があるという事で、新潟からの技術者は、感覚に訴える非常に難しい状況で指導を行っていました。
最終日には、太陽島管理会社入社2年目の若手作業員は、「今後の庭園管理は任せてほしい。」と力強く言っていました。