6月3日は端午節(端午の節句)です。粽を食べること以外にも風習はたくさんあるようですが、少しご紹介いたします。
水の加護に感謝する様々な儀式を含め、近年ではボートの速さを競う国際的な競技種目にまで発展している「ドラゴンボートレース」は既に有名ですが、端午節のこの時期になると、家の正門の脇や軒下に「ショウブとヨモギ」をつるす習慣があるそうです。
ショウブは水生植物で葉の形が剣に似ていることから「剣草」とも呼ばれ、厄除けを象徴する代表的植物になっているということです。一方ヨモギには解熱や解毒、血行促進、利尿作用など様々な薬効があることから別名を「医草」と呼ばれているそうです。厄除けや疫病を追い払うため、端午節になると各家々でショウブとヨモギを束ねてつるすことが習慣となったそうです。(池田)