全長300キロ超、 北京の「コウシンバラのネックレス」が話題に!

5月の北京は、街中に色とりどりのコウシンバラに抱きしめられ、コウシンバラの花海がSNSやメディアを席巻します。

冬季の環状道路や幹線道路は、朝晩のラッシュ時には車列が何キロも続き、車の流れが止まり、まさに巨大な「駐車場」になりますが、5月に入ると、道路両側と高架橋の緑地帯のコウシンバラが一気に賑やかに咲き誇り、そよ風が吹くと花枝がゆらりと揺れ、花びらが風にひらひらと舞い、ほのかな香りが車窓から流れ込みます。かつては重苦しく渋滞していた環状道路が、どこまでも広がる赤、黄、白、ピンク、オレンジ色などコウシンバラの花でつながれ、通勤の疲れが目に飛び込む「コウシンバラのネックレス」の中で静かに溶けていきます。

写真出所:上↑北京日報 下↓光明日報

中でも話題のトップに上り詰めたのは、国貿橋エリアのコウシンバラです。全長7.2キロメートルの国貿橋には、ガードレールに沿って5万6千本のコウシンバラが絡みつき、美しく咲き乱れています。国貿橋のコウシンバラは「約束」と名付けられ、道沿いにぎっしりと並び、ふっくらとしたピンク色の花びらが陽光を浴びて柔らかな輝きを放ち、CBDの高層ビル群と互いに映え合っています。

国貿橋エリアのコウシンバラの回廊は、北京の環状道路に連なるロマンチックな「ネックレス」の一部に過ぎません。現在、北京の環状道路の両側の緑地帯では、さまざまな種類のコウシンバラが競うように咲き誇り、300キロ以上にわたる「ネックレス」を形成しています。

コウシンバラは北京市の市花として高貴な花ではありませんが、5月から10月末まで毎月咲く性質から人々に深く愛されています。報道によると、北京を魅了するコウシンバラの回廊において、主力となる2つの国産品種「約束」と「北京紅」は、いずれも中国農業大学園芸学院の花卉イノベーションチームによる丹精込めた育成の成果です。新品種を育成するには概ね8年から10年と非常に長い時間がかかりますが、北京の環状道路や幹線道路の喧噪に耐え、都市の寒暖差に堪え、排気ガスと車の流れの間でたくましく育ち、熱烈に咲くという都市緑化の植栽基準を満たすまでに、「約束」は第一世代の交配育種から、いま国貿橋での登場に至るまで、15年の歳月を歩んできたそうです。

写真出所:CCTVニュース

また、北京市園林緑化局の話によると、全長65.3キロの第四環状道路の緑化景観向上プロジェクトは、今年11月に全面完工の見込みです。来年の5月には、北京の第二、三、四環状道路が「コウシンバラのネックレス」で見事に閉じられ、さらに美しくなるでしょう。(キク)