2014-02-28 北京のスキー場

<当日は平日でしたが2台が運行>

<当日は平日でしたが2台が運行>

新潟と中国各地の様々な往来を促進することが事務所の仕事の一つです。新潟の魅力を伝え,来ていただくなど観光客の誘致活動も行っています。新潟の冬と言えば,スキーと温泉も欠かせません。PRするにしても,こちらの人たちがどのようにスキーを楽しんでいるのか知らないといけないと,1月末,市内のスキー場に行く機会を得ました。
訪問先は,北京懐北国際スキー場。市中心部の交通の要所・東直門からシャトルバスが月曜日を除く週6日間運行されています。前日までに電話予約をし,乗客が10人に達すると運行するシステム。往復の運賃は40元(約680円)です。朝8時10分,集合場所のデパート前を出発,途中1か所経由し,一路スキー場へ。所要時間は約80分でした。

<山が近づき,長城が見えてきます>

<山が近づき,長城が見えてきます>

今年の冬は暖冬で,なかなか雪が降らず,市民は初雪を望んでいました。結局初雪は2月7日まで待たされた訳ですが,新潟のスキー場との一番の違いはまさにこの雪でした。万里の長城が見える山肌に,突然現れるスキー場。スキー場のコースとスキーセンター前のゲレンデだけが人工降雪機で降らせた雪で白くなっていました。
それでも多くの家族連れや仲間たちで賑わっていました。この日は1000人ほどの人たちが楽しんでいるとのこと。週末になると3000人から4000人の人たちで,混み合うそうです。

<白いところがコース。リフトからの眺め>

<白いところがコース。リフトからの眺め>

<周りに雪がなく,新感覚のスキー体験>

<周りに雪がなく,新感覚のスキー体験>

北京懐北国際スキー場は2000年に建設された,北京で最も古いスキー場の一つです。敷地面積は9.6平方キロメートル,万里の長城と接する唯一のスキー場でもあります。コースは初級者用から上級者用まで全8コース,全長5100メートル。1シーズン10万人から12万人が訪れます。
スキーやスノーボードを持参する人は少数で,ほとんどの人はレンタルをするようです。ですから,基本料金の中にスキーレンタル料,リフト代が入っています。平日の半日で140元(2380円),一日で220元(3740円),週末になると値段が高くなります。
中国でもスキーやスノーボードをする人は東北地方や北京,河北省を中心に確実に増えており,中には毎年海外に行き楽しむ人もいます。日本では長野県や北海道が知られていますが,ここ数年ハルビンからのスキー客が新潟県内のスキー場へ滑りに来ています。今年の2月中旬には北京からも10人の愛好家が湯沢を訪れました。
スキーを楽しみ,温泉に浸かる。東京からも近いことが新潟の「売り」にもなると思いました。(近藤)

<サービスセンター前のデッキで昼食>

<サービスセンター前のデッキで昼食>

<右がウェアー,奥がスキーのレンタル>

<右がウェアー,奥がスキーのレンタル>

<スキーを終え,駐車場などに向かう 家族連れなど。身軽な格好で家路に>

<スキーを終え,駐車場などに向かう
家族連れなど。身軽な格好で家路に>

<スキー場脇のフィンランド風のバンガロー。 週末になると泊りがけで混み合うとのこと>

<スキー場脇のフィンランド風のバンガロー。
週末になると泊りがけで混み合うとのこと>