2013-10-25 北京市日本語アフレコ大会を見学

北京市日本語アフレコ大会が10月13日の日曜日,北京第二外国語大学で開かれました。今年第5回目となる大会に18大学から53チームが参加しました。アフレコとはアフター・レコーディングの略で、本来の意味は、映画やテレビドラマ等で撮影後に俳優の台詞(声)だけを別途録音することです。
昨年は両国の関係悪化の影響を受け,開催が見送られました。二年ぶりの大会は参加者,そして大会を支える裏方の学生たちにとっても期待するところが大きかったようです。会場には早い人で1時間前から入場していました。
午前予選が行われ,午後の決勝に残ったのは12組。あいさつの後,発表の順番を決めるくじ引きが行われました。各チームが取り上げる作品は「千と千尋の神隠し」「ワンピース」などのアニメから大河ドラマの「篤姫」や映画など様々。スクリーンに映し出されたそれぞれの場面を見ながら,マイクを片手に口の動きに合わせ台詞を言います。早口のところは大変です。練習量の少ないチームは場面の展開に追い付いていけません。正しい吹き替えに,感情を込めて発表するチームには大きな拍手が送られていました。
日本語を学ぶ北京の大学生たち。言葉だけでなく,日本のアニメやドラマ,日本の文化にも親しみを持っている出場者。参加者の真剣さと楽しんでいる様子が伝わってきました。<北京事務所は大会参加者に事務所で作ったグッズを記念に贈りました>(近藤)

受賞後のステージにて

受賞後のステージにて

優勝した「歓楽小甘泉」(3人組) 吹き替え作品は「1リットルの涙

優勝した「歓楽小甘泉」(3人組)
吹き替え作品は「1リットルの涙