2013-01-30 祝日の雰囲気が漂う北京の姿

 木の葉がほとんど散ってしまって、緑が少ない寒い北京の冬。外へ出ると、ダウン、帽子、マフラーはどれも欠かせないため、暖房が24時間入っている暖かい部屋にこもる人は少なくありません。しかし、クリスマスから北京の町中に一気に祝日の雰囲気が漂ってきて、元宵節(旧暦の1月15日)まで続きます。

 クリスマスは中国の伝統的な祝日ではありませんが、年末商戦の前哨戦です。各デパートは営業時間の延長や他社より魅力のあるバーゲン・セールの実施のほか、入り口に大きなクリスマス・ツリーを置いたり、きれいなイルミネーションをつけたりして、お客さんの注目を集めます。クリスマスから元旦の間の商戦は前哨戦と言うなら、春節(旧正月、今年は2月10日)前後の一カ月は正月商戦、或いは年末年始最強決定戦です。デパートやスーパーは平日休日問わず、混んでいま す。中国人の貯蓄率は世界一高いとは言え、春節を迎えるための支出であれば、全然お金を惜しみません。一年中勤勉に働いて、この時こそ自分や家族へのご褒美をできるだけいっぱい与えます。

  商売が熱戦になる一方、北京の各駅はすでに帰省の人々で混み合っています。学生の帰省ラッシュとサラリーマンたちの帰省ラッシュをずらすために、北京の大学は春節より一週間前もって冬休みに入ります。学生 と出稼ぎ労働者の帰省切符を優先に確保する政策がありますが、しか し、現在、列車が最も多く利用される交通手段として、この短い一カ月で延べ数億人の大移動を完了させる輸送力はまだまだ足りない状態です。中国交通運輸部はこのほど、今年の中秋・国慶節連休に続き、2013年の春節連休中も小型乗用車を対象に高速道路の無料化を実施する方針を明らかにしました。どんな交通手段を使ってもよいのですが、帰省する 皆さんは無事に実家へ帰って一家団欒の春節を過ごせるようお祈りします。(鞠)

北京君太百貨店

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西単大悦城

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