2019年度『大中物産杯日本語弁論大会』伝媒大学で開催される

2007年から大中物産株式会社と伝媒大学の共催により、日本と中国両国の理解を深め交流を促進することを目的に北京と天津の学生が参加して始まったこの弁論大会は今回で13回目を迎えました。今年はさらに日中青少年交流推進年と銘打って今後5年間で3万人規模の青少年交流を行う国の事業にも認定されての開催に来賓として出席。

今大会の参加者は学生474人(大学内予選も入れると1,000人以上)の応募があり、その中から予選を勝ち抜いた初級の部10人、本戦16人が大会に臨みました。

初級の部のテーマは「チャレンジしてみたいこと」を制限時間3分で、審査は内容・発言・表現・マナーなどを基準に行われ、日々練習してきた成果を少し緊張した面持ちで、精一杯の日本語をつかい表現している姿は初級とはいえ高いレベルに驚きました。

そして本戦出場者は事前に3つのテーマが与えられ「日本語、ここがおもしろい」、「スマホがなかったら」、「AIの未来」の中から1つを決めて作文。その内容を制限時間5分、審査は作文力・スムーズな発言か・表現力・態度や強弱に加え、発表後に審査員2名からの質問にどう答えるかという難易度の高い基準で行われ、それぞれテーマにあわせて学生自らの経験をもとに発表する学生が多い中、テーマが「AIの未来」で優勝した学生の発表は、近未来の身近な出来事でありながら想像力をふくらませた構成に、短い時間でしたが引き込まれるほど流暢な日本語と表現力がありました。

本戦の入賞者4名(特別賞を含む)には日本への旅行券がプレゼントされました。(松井)