7月20日（水）から22日（金）の３日間、陝西省安康市で開催された日中地域間交流推進セミナーに参加しました。本セミナーは、日中それぞれの地方政府関係者が一同に会し、意見交換を行う場として、自治体国際化協会が毎年中国各都市で開催しているものです。
今回のセミナーは、テーマを「環境資源を活用した持続可能な都市発展のあり方～グリーン発展とエコツーリズム」と題し、日中それぞれの地域の取り組み事例・施策が発表されました。
講演の様子
例えば、愛媛県の講演では、サイクリングを核としたエコツーリズムの推進活動の様子が紹介されました。県内全域に地域資源を活用したサイクリングコースを作り、自転車県としてのブランド化を図るとともに、他県との広域連携も活発に行っています。北京交通大学の張輝教授は講演の中で、近年の観光産業は、これまでの「観光スポット型」から、「観光目的地型」に転換していることについて言及されましたが、愛媛県の取り組みはまさに「観光目的地型」の取り組みと言えます。
新潟市においても、観光スポットの一層のＰＲを図るとともに、「観光目的地型」の観光施策を更に推進することの重要性を改めて感じる機会となりました。（大泉）