2013-06-27 「2013北京国際旅遊博覧会(BITE)」に新潟市・佐渡市が共同で出展

「2013北京国際旅遊博覧会(BITE)」が6月21日から23日までの3日間,北京の国家会議中心で開催された。今回の博覧会も前回同様,「交流,協力,発展,WinWin」をテーマとし,報道によると81の国と地域,29の省市自治区から887社ものブースが並んだ。昨年同様,新潟市・佐渡市も北京での認知度を上げるために,また最新の観光情報を得るために開催期間中JNTO(日本政府観光局)のジャパンパビリオン内にブース出展した。
昨年秋,日中関係が悪化して以降,中国からの訪日団体旅行者数は激減しており,今もその影響が続いている。しかし一方で,団体ではなく個人旅行はそれほど影響を受けておらず,個人旅行者数は昨年並み,もしくは昨年より増えていると言われている。
香港・台湾ほどではないが,中国でも着実に個人で自由に旅行を楽しむ「旅行上級者」が増えつつあるといえる。個人での自由旅行を希望する人達は一度日本を旅行したことのあるリピーターが多い。つまり,すでに旅行者として実際の日本を自分の目で見て体験し,「楽しいものは楽しい,良いものは良い」という個人的な価値観で消費の選択をするため,国家間の政治的問題にはあまり影響されないようだ。実際,新潟市・佐渡市のブースを訪れた北京市民はゴールデンルートと呼ばれている東京・大阪・京都などをすでに何回か旅行したことがあり,次はゴールデンルート以外の地方都市を個人で自由に旅行したいと希望している人が多かった。質問内容もより個人レベルの具体的な質問が多かったように思う。
また,今回の博覧会を通して「個人自由旅行」以外のキーワードとしてあげられるのが「親子旅行」である。親子旅行というのはいわゆる家族旅行である。昨年の春頃から「親子旅行」という言葉が出始め,今年になりブームとなったようだ。中国も家族旅行の旅先として海外が選ばれるほど豊かな層が増えている。また,中国は一人っ子政策のため子供が非常に大切にされており,家族の娯楽や消費の選択の基準が子供中心となっている。遊園地や動物園といった子供が楽しめる娯楽施設や,何かを作ったりイベントに一緒に参加できたりするような体験型のメニューが求められる。
これまで,中国では訪日旅行先としてゴールデンルートばかりが注目されてきたが,「個人自由旅行」「親子旅行」といった新しい旅行スタイルが出始めたことにより,新潟にも新たなチャンスが出てきたのではないだろうか。(笠原)

多くの北京市民で賑わう 現地旅行代理店ブース

多くの北京市民で賑わう
現地旅行代理店ブース

新潟市・佐渡市ブースで「北京スキー連盟」の人と情報交換

新潟市・佐渡市ブースで「北京スキー連盟」の人と情報交換