今年もハルビン国際コンベンションセンターで6月15日から19日までの5日間にわたり,ハルビン国際経済貿易商談会が開催された。
主催者の発表によると,75の国と地域から1万2600人,中国国内からは31の省・市・自治区から10万人の関係者が出展したという。取り扱う展示商品の種類は29,700余り,期間中の入場した商談・見学者は延べ36万人に及ぶ。ロシアや韓国などの例年の参加国の他,今年来場者の目を引いたのはタイである。最近上映されたタイを舞台にした映画のヒット以来,タイへの旅行が人気を集めたり,東北地方北方の大都市ハルビンでも身近な存在になりつつあるようだ。
そんな中,新潟県内から9企業(市内企業は2社)が出展した。展示商品はハウスウエア,包丁,日用品,園芸用鋏,断熱ボード,赤ちゃん用スプーン等で,多くの来場者の関心を集めた。北京や上海から来た日本の経済関係者とも情報交換する出展者もいた。
日本からは新潟県の他,山形県,北海道が出展。また期間中の17日午後,隣接する国際会議センター会議室で「黒龍江省-日本友好県道PR交流会」が開かれ,1道2県と黒龍江省伊春市の企業を含む関係者などが参加,相互理解を深め,企業間交流を図った。(近藤)