新型コロナ対策によるオンライン販売・消費の激増

6月1日、「国際子供の日」のこの日、北京市の小中高学生が、コロナウイルス感染拡大の影響による最長の冬休みを終え、登校を再開しました。また、同じ日に、北京市の自動車走行制限政策を再開するなど、勉強や仕事が正常の軌道に戻っているように見えますが、新型コロナとの戦いはまだ続いており、学校、地下鉄、オフィスなどでは感染予防対策が依然として厳しく実施されています。

新型コロナの蔓延を抑制するため、今年の春節前後から4月末まで、中国人他在住の人々が政府の対策に応え、外出を最小限に抑えていました。飲食店、映画館、ショッピングモール、塾などへは行けませんが、インターネットの普及によって、在宅しながらオンラインで出前、映画鑑賞、ネット通販、授業指導等サービスを受けることができます。これらを背景に、感染予防対策の期間中に、モーメンツを通じて様々な商品を販売する人が一気に増えました。仕事が一時的に停止になる中、アルバイトとしてEC(電子商取引)に専念する人がたくさんいます。旅行会社の社員、暫くの間在宅勤務をする企業の社員、美容室のスタッフ、なかには学校の教員もいます。特に旅行会社の社員は、長い間豊富な販売経験と顧客人脈を蓄積してきたので、販売業績がなかなか良いようです。今、「必要なものがモーメンツの中からきっと見つかる」という言葉が流行っています。

もちろん、宣伝効果が一番よいのはやはり大手ショッピングサイトのプラットフォームで、なかでも有名人によるライブ配信は効果抜群です。4月6日、CCTVの著名なキャスター、朱広権さんと淘宝網のライブ配信で人気上昇中の李佳琦さんのコンビが、

湖北省産の農産品をライブ配信で販売したところ、およそ二時間で1000万人を超えるネットユーザーが視聴し、売上高は4014万元に達したとのことです。

このたびの新型コロナの流行は、確実に我々のライフスタイルを変えていますが、我々はそれに慣れながら、より良く暮らしていくほかありません。(鞠)

モーメンツに化粧品、果物、本、洋服を販売する方々

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