「北京で見た、子どもたちが描く未来」と 「新潟米LOVE(10月11月のイベント報告)」

大家好!(ダージャーハオ!皆様こんにちは!)

11月末に北京日本人学校で行われた「(小学部)学習発表会」に参加する機会を得ました。この発表会は小学生が学年ごとに、4月からの学習の成果を保護者に向けて発表するというものです。

テーマは、学習の成果を次の4つの「LOVE」に掛け合わせて表現すること。

・自分LOVE(自分を大切にしよう)
・家族LOVE(家族を大切にしよう)
・友達LOVE(友達を大切にしよう)
・住んでいる街LOVE(住んでいる街を大切にしよう)

内容は子どもたちが主体的に考えたもので、劇あり、歌あり、ダンスあり、クイズあり、大縄跳びあり、マット運動ありと、バリエーション豊か。小さくまとまりがちな私には到底思いつかない構成で、心から楽しむことができました。

盛りだくさんの内容の中で、特に心に刺さったメッセージを3つご紹介します。

「世界が一つになるまで、ずっと手をつないでいよう」
「僕らの生まれたこの地球(ほし)に奇跡を起こしてみないか」
「日中の架け橋に、おれたちはなる!」

その言葉や歌声は、本当に力強く、ピュアで、真っ直ぐに心に響いてきました。
こうした子どもたちの交流の機会を減らすのではなく、むしろ増やしていくべきだ――その思いを、多くの人と共有したいと強く感じた時間となりました。

さて、ここからは新潟米に関連して、2つ報告をします。

① 「日本食品展示・商談会」で新潟米をPR

10月16日、在中国日本大使館で開催された「日本食品展示・商談会」にブース出展しました。このイベントは、日本大使館と北京フード会の共催で、出展者は50社超、来場者はなんと721人! 午前11時開始、午後4時終了という限られた時間でこの人数ですから、体感的にも大盛況でした。
来場者がこれほど集まったのは、出展者それぞれが取引先への呼びかけを徹底した結果。展示会のあるべき姿を体現していたと思います。
金杉大使の開会挨拶に始まり、試食提供や中国籍の日本料理シェフによるコンテストなど、終始活気に満ちていました。

当ブースでは、新潟米の試食を提供。新米は用意できませんでしたが、評価は上々。結果、50件を超える購入希望・取引希望が寄せられ、米卸事業者との橋渡しをすることができました。

② 上海「第8回中国国際輸入博覧会(CIIF2025)」での新潟米展示・販売

11月5日から10日に掛けて上海で開催されたこの大規模展示会(前回実績は、出展社数:3,496社、意向成約額:800億ドル)に新潟県がブースを構え、新潟市内企業が出展するということで、そのサポートに行って参りました。
このブース内において、同企業の販売支援を行っている企業が実験的に新潟米の展示、販売を行ったところ、非常に好評。最終日を待たずに持参した90袋(2kg/袋)は完売、展示会終了後も引き合いが続いているとのことです。
売価は、日本円で約4,000円/2kgと決して安くありませんが、その価値を解ってくれる方々が確実にいる、新潟米LOVE、それを確認することができる機会となりました。