2012-12-21 全国日本人交流会とその後の北京の様子

 第17回全国日本人交流会が11月13日,北京市内のホテルで開かれました。中国各地22地域の商工会・日本人会等の団体及び日本大使館,中国日本商会,北京日本人会合せて240人を超える関係者が集まり,現状などを報告し合いました。折しも,日中関係が大きな影響を受けている時の開催となり,参加者は各地の実情を知る良い機会となりました。
交流会閉会の挨拶の中で,中国日本商会の小関会長は,「絆」を大切にし,チームJapanでこの難局に立ち向かいたい,と呼び掛けました。
参加した地域:天津,廊坊(河北省),武漢,成都,雲南,瀋陽,大連,長春,黒龍江,青島,済南,上海,南京,南通(江蘇省),蘇州,寧波,広州,深圳,アモイ,東莞(広東省),広西,香港,北京
当時は軒並み日中の地方自治体間の文化・スポーツ交流等が中止,延期されるなどしましたが,最近少しずつ変化が見られるようになりました。
11月3日,徳島県は上海で「徳島県ACDC(Anime,Cosplay,Dance,Cinema)アニメ交流会」と題するイベントを開催,市民に徳島の魅力を伝えました。ここ北京でも12月7日,第8回日本業務食材展示会の併催という形で「第1回山形県産食品展示会in北京」が開かれました。山形県も共催団体に入り,県内企業6社(酒類5社,食品1社)が日本酒,サクランボの果実酒,そばなどを展示,訪れた和食店関係者などに商品を説明していました。久しぶりの食品展示会のためか,主催者の予想を上回る関係者が会場を訪れたとのことです。
また,日本政府観光局北京事務所も日本への観光客誘致につなげるため,近く市内で日本のイメージ広告を出す予定と聞いています。
徐々にではありますが往来促進につながるような催事が行われたり,日本のPR広告が復活しつつあります。