2014香港ブックフェアが7月16日から22日まで香港コンベンション&エキシビションセンターで開催されました。当該ブックフェアは香港、ひいてはアジア最大級の書籍国際見本市と言われ、毎年百万人近くの来場者が集まる一大イベントとして、今年25回目を迎えました。海外からの多くの出展団体の中、日本ブースが今年初めて開設され、日本国際交流基金、和歌山県、北九州市、新潟市と日本アニメ・マンガ専門学校(JAM)が出展しました。
新潟は赤塚不二夫、高橋留美子、水島新司等有名な漫画家が輩出した、アニメ・マンガ文化が盛んな町です。さらに、新潟市マンガ・アニメ情報館とマンガの家が去年開設され、アニメ・マンガの体験施設が充実しつつあるほか、にいがたマンガ・アニメフェスティバル、にいがたマンガ大賞等イベントが毎年行われます。新潟市とJAMの共同ブースでは、にいがたまんが大賞作品集、JAMの学生たちのイラスト・マンガ作品集の販売や「ドカベン」等の展示、つけペン体験などを通じてマンガのまちと称する新潟の魅力を来場者にPRしました。意外に思うのは、来場者の中に、数多くの若者が日本のアニメ・マンガのファンであり、日本語学校に通わずネットから日本のアニメやテレビドラマを見ているうちに日本語をしゃべれるようになった人が多いことです。会期は一週間ですが、夜10時ひいては12時の閉館時間まで来場者が大勢でした。
香港貿易発展局(HKTDC)によると、今年の香港ブックフェアの入場者数は延べ101万人を超え、過去最多を記録したそうです。(鞠)